気象予報士の河津真人(@makotokawazu)です。
きょうは台風3号が遠ざかって天気回復と思いきや、各地で記録的な大雨となっています。午前中は島根県に大雨の特別警報が発表され、夕方から今この記事を書いている時間にかけては福岡県と大分県にも特別警報が発表されました。


すでに各地で被害が出ていますが、ツイートした通り大変な雨の降り方です。夜になってしまったので見通しも悪く、危険な状況がつづきます。

特別警報とは


特別警報は4年前の2013年8月から運用が開始されました。以前から気象庁は重大な災害が起こるおそれがある時に警報を発表して警戒を呼びかけていましたが、この警報の基準をはるかに超える大雨などが予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まったときに特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけるとしています。

警報の基準をはるかに超える気象現象というのは、これまでに起こった歴史的な災害時をイメージしています。具体的には、1959年の伊勢湾台風や、2011年の紀伊半島豪雨などが例にあげられます。

つまり、特別警報が発表されたということは数十年に一度の、これまでに経験したことのないような現象が起こっているということです。「数十年に一度」というのはあくまで「その地域では」なので、日本全体で見れば毎年どこかではそのレベルの現象は起こっているのが現状です。

そして気を付けておきたいのは、特別警報は発表された時点で、重大な災害が既に発生していてもおかしくない状況だということです。もしお住まいの地域で発表された場合は、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとる必要があります。

まだ雨がつづくため最大級の警戒が必要


もう落ち着いてほしいところなんですが、前線が停滞するのでまだ西日本で雨の降りやすい状況がつづきそうです。例え雨が弱かったとしても山や崖には水分が多く含まれているため、崩れやすくなっているかもしれません。しばらく危険な場所には近づかないようお願いします。