島根県に大雨特別警報 最大級の警戒を(ウェザーマップ) – Yahoo!ニュース https://t.co/6c40zeQZYH @YahooNewsTopics
— 気象キャスター 河津真人 (@makotokawazu) 2017年7月4日
大分県にも特別警報が発表されました。命を守る行動をお願いします。
福岡県・大分県に大雨特別警報 最大級の警戒を(ウェザーマップ) – Yahoo!ニュース https://t.co/OCyErnResM @YahooNewsTopics— 気象キャスター 河津真人 (@makotokawazu) 2017年7月5日
気象予報士の河津真人(@makotokawazu)です。
きょうは台風3号が遠ざかって天気回復と思いきや、各地で記録的な大雨となっています。午前中は島根県に大雨の特別警報が発表され、夕方から今この記事を書いている時間にかけては福岡県と大分県にも特別警報が発表されました。
実測値ではありませんが、福岡県の朝倉市ではこの24時間に1000ミリ以上の雨量を解析しています。東京の1年で降る雨量が平年だと1500ミリなので、1年かけて降る雨の3分の2の量が1日だけで降ったとも言えます。名前が付けられるレベルの豪雨です。 pic.twitter.com/EEZZs5nlj0
— 気象キャスター 河津真人 (@makotokawazu) 2017年7月5日
すでに各地で被害が出ていますが、ツイートした通り大変な雨の降り方です。夜になってしまったので見通しも悪く、危険な状況がつづきます。
特別警報とは
特別警報は4年前の2013年8月から運用が開始されました。以前から気象庁は重大な災害が起こるおそれがある時に警報を発表して警戒を呼びかけていましたが、この警報の基準をはるかに超える大雨などが予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まったときに特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけるとしています。
警報の基準をはるかに超える気象現象というのは、これまでに起こった歴史的な災害時をイメージしています。具体的には、1959年の伊勢湾台風や、2011年の紀伊半島豪雨などが例にあげられます。
つまり、特別警報が発表されたということは数十年に一度の、これまでに経験したことのないような現象が起こっているということです。「数十年に一度」というのはあくまで「その地域では」なので、日本全体で見れば毎年どこかではそのレベルの現象は起こっているのが現状です。
そして気を付けておきたいのは、特別警報は発表された時点で、重大な災害が既に発生していてもおかしくない状況だということです。もしお住まいの地域で発表された場合は、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとる必要があります。
まだ雨がつづくため最大級の警戒が必要
6日(木)~7日(金)の雨の予想。西日本に梅雨前線が停滞するためまだ雨は続きます。きょうほどの降り方ではなくても地盤が緩んでいるため土砂災害には厳重な警戒が必要です。 pic.twitter.com/T4ZD6oLuJp
— 気象キャスター 河津真人 (@makotokawazu) 2017年7月5日
もう落ち着いてほしいところなんですが、前線が停滞するのでまだ西日本で雨の降りやすい状況がつづきそうです。例え雨が弱かったとしても山や崖には水分が多く含まれているため、崩れやすくなっているかもしれません。しばらく危険な場所には近づかないようお願いします。
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